『世界が完全に思考停止する前に』（森 達也 角川文庫）

世界が完全に思考停止する前に (角川文庫)

オウム真理教のドキュメンタリー映画『Ａ』や『放送禁止歌』を製作した森　達也の本で、
内容は作者が新聞などに書いた評論をまとめたもの。
１つ１つの評論の文章量は2〜4ページ程度で読みやすい反面、まとまった内容を読みたい人には微妙かも。
内容はテレビなどの報道に対する疑問が多いかな。
そうした報道に対して疑問を持たない俺のような人間には耳の痛い話が多い。

読んでいると、何か意見を述べるときに保険を掛けたがる（俺はあまり○○について知らないけど、と前置きするなど）
俺が情けなくなってくるのだが、どうしたものやら。
自分でもみっともないとは気づいているんだけど、ねえ。