インザナ地獄

インザナ勢です

本を読んではいるのだが

真面目に感想書く気力がイマイチでない。
というわけで簡潔に。
というか本の紹介とかはてなに便利な機能あるの知らなかった。過去の日記も修正していこう。

理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)

理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)


理性や学問といったものの限界について考えていく本。
そういった限界を問うシンポジウムが開かれて(実際にあったわけではない)その会話を見せる、
という切り口なので内容はむずかしめだが、読みやすい本ではある。
多数決は論理的な面で民主的な物事の決定方法かというとそうではない、などの『選択の限界』に始まり、
ミクロの世界の不確定性と、その不確定性がマクロな世界にも影響を与えるといった、
科学での認識の限界とでもいうのかな?を述べる『科学の限界』。
全ての『真理』を『証明』しきる事はできないというゲーテルの不完全性定理を述べた『知識の限界』で終わる。
俺のような理系落伍者にはちょっと難しい内容が多いが、前述のような会話形式で色々な例が出されるため、
しっかりとした理解が出来なくても大意はつかめると思う。

理性や合理性といったものに疑問を持っている人はもちろん、それでも俺は考え続けてやるという知識欲の持ち主にもオススメの本。

焦茶色のパステル (講談社文庫)

焦茶色のパステル (講談社文庫)


競走馬を育てる牧場で起きた殺人事件。被害者の妻とその知人が事件の究明に乗り出すが、
不自然な要素が多く何のための殺人かが見えて来ない。被害者とともに死んでしまった馬に事件の鍵が?

競馬ネタが絡んだミステリー。
作中で競馬ネタはわかりやすく解説されるものの、俺はあまり競馬に興味が無いというのと、
登場人物、特に探偵役が気に入らなかったのもありあまり楽しめず。
ミステリーにミステリーを求めてない俺が悪い気がしないでもないんだけどねー。