ジェネレーションオブカオス6クリア

STINGが開発って事で買ってクリアしたよ。
ネタバレは特にしない。

GOCシリーズについては良く知らないけどプレイした感じとかだと、
シリーズである事は全然意識せずに名前だけ借りたって印象。
ゲームシステムとしてはユグドラ・ユニゾンを発展させた感じ。
最初に攻撃を仕掛けたキャラは相手がスタンしない限りは反撃されるようになったり、
ボスが拠点を離れたりマップ兵器的な攻撃を仕掛けてきたりで思ったよりちゃんと発展してた。
ただキャラクターの育成要素とかが弱い。レベル上げと武器の強化、アイテム集めぐらいで
そのうち武器の強化は攻撃力だけだから特にやりがいはないっていう。
難易度ノーマルでも結構難しめ。イージーはない、クリアするとハードが解放。
ハードはクリアデータ引継ぎでも引継ぎなしでもプレイできる。
引継ぎ無しだと序盤の時点で死ぬ、詰め将棋しないと駄目っぽい。

ストーリー
グロリア・ユニオンのストーリー担当の人がシリアスを書こうと頑張った、という印象。
設定や大筋はともかく基本的な進行に違和感が多すぎるので個人的には辛い。
グロリアは雰囲気がテキトーだったのでまあそういうノリの話と割り切れたけど、
こっちはシリアスなはずなのでちょっと厳しい。
逆にそこを楽しむって手があると思うけど。
序盤多用される闇取引って単語が何回出てくるかとか、その使いどころとか。
駄目か。
後はストーリー進行の流れがインザナみたいにワンパターンなので、
メリハリに乏しくてそこも欠点かな。
グラフィック的な演出が皆無といって良いのでこっちの方がより残念かもしれない。

サウンド
林さんにしては地味な曲が多めだなと思った。
派手だったりとすぐに、おっ、と思わせるような曲がないので個人的な印象は薄い。

グラフィック
演出関係が全体的に貧弱でキャラのイラスト以外特に見所はないかなと。

テンポ、インターフェース
インストールすればロードを意識する必要はなくて悪くない。
ただイベントスキップが中途半端なのは不満かな。
グングニルみたいにあらすじの部分は飛ばせない仕様。
インターフェースは正直イマイチ。
セーブデータがあってもタイトル画面で最初にカーソルがあっているのはニューゲーム、
間違いの影響が大きい召還獣の選択は一回○押したら確認なし、
戦闘フィールド中使うボタンが少ないのに押し難い部類のスタートがメニューを開くボタン。
など。

戦闘バランス
ノーマルでも結構手応えがある。
フリーマップなしで撤退者を出さずにクリアとかは相当厳しそうな。
味方全体のHPを全快させたり敵全体をスタンさせたりする召還獣は必須といって良い。
どのタイミングでどれを使うかとかが大事で切り札らしい性能。
マップは敵の拠点を減らして敵を強制撤退させる、拠点数を減らして敵の出撃数を抑えて安定させる、
移動の早いキャラでさっさと拠点やマップ兵器を確保して有利に立ち回る、などできて結構良い感じの出来。
手ごわいステージは夜間限定ステージで敵が夜移動早い奴らばっかりだったりとか、
ボスのマップ兵器的な攻撃のルートとかを把握してないとまともに戦えなかったりとか。

総合
戦闘は結構面白い、他はちょっと厳しい。
ファミ通では8888の32点だっけ？それはちょっと盛りすぎかな。
魅力は戦闘だけだと思うけど、戦闘だけのために買え、とまで言える物ではないかなと。
クリアすると難易度ハードが解放されるけど、引継ぎなしでのハードは相当きびしそう。
そういうハードルを越えたい人にはありかも。

糸冬