インザナ地獄

インザナ勢です

ざざっと

ナイツ・イン・ザ・ナイトメアは休憩中。
読んだ本をざざっと語る。
と、その前にチャンピンを読んだらストライプブルーが終わっていた……。
一体どういうことなんだキバヤシ
面白い回が続いた後だけに余計に切ない。元々長くやる予定ではなかったのかな……。

経済物理学の発見 (光文社新書)

経済物理学の発見 (光文社新書)

経済物理学についての本。
どういう学問だか名前からは分かり難いが、簡単に言えば最新の物理学の理論を分析に使う経済学となる。
この本ではカオス、フラクタル、くりこみといった理論が簡単に説明され、
それを経済の分析に扱った例が載っている。
そこそこ面白かった。

三四郎 (新潮文庫)

三四郎 (新潮文庫)

夏目漱石の小説を読むのは何年ぶりだか。
日本語が亡びるとき―英語の世紀の中での影響でのチョイスだが、なるほど今読んでも考えさせられるところが多い。
個人的には乞食と迷子の両者に対して「場所が悪い」という発言が出てくるあたりとか。
話としてはやや淡々としているところがあって、あまり熱中するような本ではないけど面白く読めた。

刺客―用心棒日月抄 (新潮文庫)

刺客―用心棒日月抄 (新潮文庫)

用心棒シリーズ3作目。
例によってお金に困る青江だけど、今回は割とお金のピンチを感じる場面は少なかった気がする。
面白いのだが基本的な話の進み方が前作と近くて、ちょっと新鮮味には欠けるかも。

ナショナリズムの克服 (集英社新書)

ナショナリズムの克服 (集英社新書)

新書系は偏らないように読みたいところだが、対談の組み合わせが興味を引きすぎでついまた姜尚中の本を買ってしまった。
読んでみる歴史とか伝統なんてのは明治以降作られたイメージというか幻想ばかりだったりとか、
民族という概念もそれに近いものであるという印象を受ける。
また姜尚中の青春時代のエピソードについての章では、日本にも韓国にも帰属しきれないというような、
複雑な悩みが語られていて考えさせられる。
ただ、タイトルにあるようなナショナリズムの克服という面に関してはなかなか難しいところだろう。
難民の受け入れの話がでているが、経済的なものを考えるとそうそう簡単にはいかないだろう。
ナショナリズムを考えなくても、既得権を脅かされる事に反発や危機感を覚える人がほとんどだろうし。

まあそんな感じで本の消化ペースだけは早い。
人身事故で電車が遅れた事ため、ナショナリズムの克服は夕方に買って帰りの電車で読み終えるという始末。
といっても俺は読むのは早いが理解はしないので、後でまた読み返す事になるのだろうけど。

糸冬