6bを受け入れられない理由（ネタバレ＋ネガティブ感想注意）

ブレイズ・ユニオンのシナリオは全体的には好きなのだが、
6bだけは個人的にどうしようもなく嫌な感じでついついネガティブに。
溜め込んでもしょうがないので日記に書こうというわけである。
当然ながらネタバレ、かつネガティブなので続きを読む記法と黒字を利用。





ネタバレ・ネガティブ感想注意！
以下黒字なのでマウスで選択するなどして読んでくだされ。
6bのシナリオは神生教団の刺客にルシエナが殺害され、激怒したアイギナが単騎で王国に突撃。
ガーロット達もアイギナを助けるために王国に向かう訳だが……。

神生教団は地下組織で、王国に対して攻撃を仕掛ける理由はほとんどない。
にも関わらずアイギナ一人の言い分にグラムブレイズ一同が従ってガンガン戦っちゃう。
仲間だから助ける、という理由だがそれだと序盤のガーロットの考えから何も成長していないぞ。
セリカの復讐については否定気味な展開があるにも関わらずどういうこった。
理不尽な世界を変えるどころか、自分達で理不尽な攻撃を王国に仕掛けていく様はなんつーか……。

で、帝国からも追撃される事になってピンチ（実際のプレイではピンチでもなんでもない状況になってたりしたが）
になったらエイミがエミリオの名前を名乗ってブロンガの血の力で覚醒、
グリフライダーとしてガンガン戦いだすとか。
6aでもガーロットがガルカーサになる過程でブロンガの血の力の影響は多くでているが、
こうまで適当に扱われるとギャグにしか見えん。

で、王国軍蹴散らして城に侵入、あっさりオルディーンに遭遇してアイギナとあれこれ会話しつつ撃破。
このくだりはまともにやり取りされてはいるが、アイギナはともかく他の面子もまるでオルディーンを
攻撃する事に躊躇ないという恐ろしさ。
あんたら彼を殺したらどうなるか考えてんのか。
ちなみにオルディーンは雑魚。ジハード発動されなければただの剣士。

で、まあ王国の大臣が色々黒幕でしたとなって戦闘。
何故か戦闘能力十分でジャッジメント・ゼロとか使ってくる。
ゲームとしてはともかく設定としてはこの戦闘能力は意味がわからぬ……。
周りに雑魚が居る分オルディーン戦より面倒という。

で、何だかんだでアイギナとオルディーンが和解したけど大臣の死にかけ攻撃でオルディーン死亡。
いやまああんた何回死に掛けてるんだって感じでやっと死んだという印象だったが。
その後ユグドラとも和解してガーロット達は王国に仕えてめでたしめでたし。

これまでの展開はなんだったんだ……。
まあこれだけでも酷いのだが、隠しボスがいてそれがまた酷い。

クリアデータでエミリオ出撃させて大臣戦をやるとその後、
ブロンガの血で暴走したエミリオがユグドラ殺害、もっと戦争したいとか言い出すので戦って止める事に。
ジェノサイド使ってくる上にステータスカンスト、レベル40だったりで強い。
HP継続、単体だったりで普通の戦闘とは比較し辛いが。
ただ単騎なので戦術は特に考えなくてもカードPOWがあれば勝てちゃったり。
士気0でゲームオーバーはガーロットだけなのである程度の人数が育っていればごり押しで勝てる。

で、力を求めるのはなんなんだろう、みたいなエンドで終了。
ギャグルートかいなこれは……。

別にそういうルートが一つぐらいあってもいいけど、ブレイズの分岐は受動的なもので、
プレイヤーの意図と関係なく分岐する訳で。
そもそも意図して神生教団ルートを狙うにしても、ギャグみたいな超展開だとは思わないよ。
このルートは出てくる人物的にゲーム面でもシステム面でも面白い要素が多い、
もっとちゃんとしたシナリオにしてくれればゲーム的にもシナリオ的にも盛り上がれたと思うんだけど……。

クリア後のオマケとはいえ、適当にユグドラを殺したりとか何考えているんだかわからん。
シナリオとしてちゃんと意味のあるどんでん返しは別にかまわないけど、
理由はどうでもいいからオルディーンをボスにしたいとかエミリオを参戦させたいとか、
そういうルートに見える。
隠しボスに関しては意図すら読めない。ブロンガの血で攻撃的になっているフラグはあったが、
そんなものを無理矢理回収しなくていいよ……。

まあそんなわけでげんなりした。
ラッセルやオルディーンと戦えるという点でかなり期待しているルートだったんだけどねえ。
ちなみにラッセルは弱い。まあユグドラでもあまり強い相手ではなかったが、
キャラの成長した段階で登場する事もありユグドラよりもさらに弱い。
2回戦う事になり、2回目は剣ではなくエーテリオンを装備しているという拘りの無さ。
インザーギも最終的には剣持ち込んでくるし、ブレイズは無理にアイテムを出そうとしすぎてる気がする。
大臣がそれなりに強かったり、民兵も普通の強さだったりとか、設定的に強くあるべきキャラを強く、
などの伊藤氏の見せるような拘りは感じられないのも気になる。

まあそんな愚痴でしたとさ。たいして推敲もせず書いたけど、書いた以上は
今後は愚痴を減らしたいね。
糸冬